脱毛というと、今は脱毛サロンの名前がパッと浮かぶ人が多いかと思います。テレビCMや雑誌広告で目にする機会が多いため印象が強いと思いますが、実は「永久」の文言がうたえるのはクリニックで行う医療脱毛だけです。
クリニックでもサロンでも共に毛を生やす指令を出す毛乳頭という組織にダメージを与える光を照射するという点では共通しているのですが、この毛乳頭を破壊する行為は法律で医療行為と定められているため、クリニックでは毛乳頭の破壊ができますが、サロンではダメージを与えるのみにとどまります。
両者とも光の照射は毛の生えるサイクル(毛周期)に沿って行われます。
私たちの毛は今表に生えているものが全てではなく、休止期にある毛が毛穴の中に眠っています。
生えるサイクルは大体2~3か月おきとなるため、毛周期に沿って施術を行わなければならないのです。
そして、レーザーも光脱毛も1回の照射では完了しません。
何度か施術を受けることで徐々に効果が出てくる仕組みとなっており、より強い光の出力を照射できる医療脱毛の方が受ける回数は少なくて済み、結果として完了までの期間も早く終わります。
クリニックで受けるメリット、デメリット
クリニックで施術を受ける医療脱毛はいわゆるレーザー脱毛です。
光の出力が強いため、エステサロンで受ける光脱毛に比べて受ける回数が少なくて済むため、通う回数はトータルで少なくて済むメリットがあります。
効果には個人差がありますが、レーザーの場合は5回程度、サロンの場合は10回程度受けるとムダ毛処理の手間は無くつるつるのお肌になれると言われています。
共に毛周期に沿って行われるため、レーザーの方が半分程度の期間で完了するすることができるのです。
ただし、医療脱毛はサロンに比べて料金は高い傾向にあります。医療行為ということで施術できるのはクリニックのみと限定されるためです。
しかし、以前に比べて機器が進化していて、一度に広い範囲の施術を行えるようになったこともあり、以前に比べるとリーズナブルな価格設定をしているクリニックが増えています。
また、痛みについても以前はレーザーは痛いと言われており、麻酔をしながら施術をするクリニックが多くありましたが、今は低刺激で施術を行える機器が増えているため、以前に比べると格段に痛みは少なくなっています。